しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会とは?
1 グリーンツーリズムとは
グリーン・ツーリズムとは、もともとヨーロッパで発達した休暇システムのことで、森林・海辺・田園などの自然豊かな農村地域において、その自然・文化・人々の交流を楽しむ、滞在型の余暇活動のことです。一言で言うと『農村で楽しむゆとりある休暇』と定義されています。
また、グリーン・ツーリズムでは、「大規模な開発は行わず、地域資源を最大限に利用し、こころのふれあい等人間交流の面を重視し、農村の自然や社会を破壊せず、これを育てるものでなければならない」とも規定しています。
2 なぜ、今グリーン・ツーリズムなの?
最近、「都市と農山漁村交流」という言葉をよく耳にするようになり、また、学校や家族で稲の刈り取りや芋堀りなどを楽しむ農業体験 が人気を得ています。これは、緑豊かな農山漁村で余暇を楽しむことが都市の人々の間に浸透していることをあらわし、この動きを「村おこし」につなげようと 考える地方が増えてきています。
農業経済の多様化を図り、雇用機会を作り、国民に農村環境を楽しむ機会を提供し、しかも環境保全の役割も果たすといった、総合的な農村地域活性化の1つの手段としてグリーン・ツーリズムが注目されているのです。
3 しまなみグリーン・ツーリズムのあゆみ
昨年合併した今治市の島嶼部と越智郡上島町からなる「しまなみ地域」は、本州と四国をつなぐ西瀬戸瀬自動車道(通称しまなみ海道) の開通により注目を浴び、周辺の瀬戸内の美しい島々と、豊かな自然からの恵である高品質な柑橘類や瀬戸内の海産物に恵まれた魅力ある地域です。
平成12年、県の事業が導入されたことをきっかけに、地区の生活研究グループが中心となり、アイデアを出しあって、島々を訪れる人々に対し、農山漁村の暮らしを体験してもらう32のメニューを選定し、パンフレットを作成し、「しまなみグリーン・ツーリズム」活動がスタートしました。
グループの地道な活動が、地域の農山漁家に広がっていき、今では63(2012年12月現在)の体験メニューが生まれ、修学旅行生など年間約1万1千人の体験者の受け入れを行っています。
4 現在の「しまなみグリーン・ツーリズム活動」
平成19年度には規約改正を行い(※1)、会費徴収や全員参加での総会開催へと体制を見直すなど、組織再編を進めています。(※2)、産直活動や農家民泊、地産地消も含めた新たなグリ-ン・ツ-リズムの推進方策を検討し、自主的活動ができる組織へと移行してきているところです。
※1 「しまなみグリーン・ツーリズム規約」(PDF形式ファイル)
※2 「しまなみグリーンツーリズムの推進体制図」(PDF形式ファイル)
★PDFファイルをご覧いただくためには、閲覧ソフトが必要です。Adobe readerがこちらから無料でダウンロードできます。
5 しまなみグリーン・ツーリズムのビジョン
グリ-ンツ-リズムの活動を通じて、しまなみ海道地域の自然と歴史、文化、人々、農林水産物の良さを発信し、息の長い静かな余暇の地としてのブ-ムを呼び起こすことを目的にしています。
このため、 (1) 情報の発信 (2) 体験学習の充実 (3) 地産地消 (4) 新たな農業形態の創出等の展開方向を検討し、推進することとしています。
しまなみグリーン・ツーリズム推進協議会概要 | |
事務局所在地 | 〒794-2305 愛媛県今治市伯方町木浦甲1235 ( 伯方支局 しまなみ振興課 ) ★ホームページはこちら |
TEL | 0897-72-3343 |
FAX | 0897-72-3343 |
メールアドレス | shimanamigt@earth.ocn.ne.jp |
ホームページURL | http://shimanami.caio.jp |
事務局受付時間 | 9:00~17:00(月~金) ※上記時間以外、また土日祝はお休みです。土日祝にお寄せいただいたお問い合わせへの返答は、月曜日、また祝日明け以降となりますのでご了承ください。 |